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佐藤蛾次郎(1944~2022)

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佐藤 蛾次郎(さとう がじろう)

俳優
1944年(昭和19年)〜2022年(令和4年)

1944年(昭和19年)、大阪府高石市に生まれる。本名は、佐藤 忠和(さとう ただかず)。1953年(昭和28年)、「朝日放送児童劇団」の募集記事を見た父親と姉が応募し、第1期生として入団。1961年(昭和36年)、『神州天馬侠』で泣き虫蛾次郎を演じてから、芸名を佐藤 蛾次郎とする。1968年(昭和43年)、映画『吹けば飛ぶよな男だが』で山田洋次監督に見出され、1968年(昭和43年)にはテレビドラマ『男はつらいよ』に出演。1969年(昭和44年)からは映画版『男はつらいよ』に柴又題経寺の寺男・源吉(愛称:源公、源ちゃん)役で出演し、本シリーズに欠かせない存在となる。しかし、1971年(昭和46年)助手席に乗っていたBMWが100キロでガードレールに突っ込み、肋骨を5本折る重傷を負って入院。これにより、『男はつらいよ 寅次郎恋歌』のポスターに名を連ねながらも出演することは叶わなかった。1970年代から1980年代にはアフロヘアーにしていたが、『柳生一族の陰謀』、『戦国自衛隊』、『服部半蔵 影の軍団』などの時代劇でも丁髷のカツラを被らず、人の良い男をコミカルに演じ、そのヘアスタイルは佐藤の売りにもなっていた。一方、1974年(昭和49年)に得意の料理を活かし、新橋駅近くにスナック「撫子」を出店。1977年(昭和52年)には東京都中央区銀座へ「PoPo」として移転。1996年(平成8年)10月からは銀座でカラオケスナック「Pabu 蛾次ママ」を妻と開店。2016年(平成18年)3月に妻を亡くしてからは、長男とともに営業していた。しかし、コロナ禍の影響により来客が減少し、2020年(令和2年)12月31日をもって閉店となった。晩年は糖尿病を患い、長男夫妻と長女が交代でインスリンの注射を打つため毎日自宅を訪れていた。2022年(令和4年)12月10日午前10時過ぎ、東京都世田谷区の自宅浴室で風呂に浸かった状態で動かなくなっているのを長男が発見。その場で死亡が確認された。死因はヒートショック現象に起因する虚血性心不全とみられている。死亡日は9日と診断された。享年78。


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アフロヘアーでお馴染みだった佐藤蛾次郎。独特な風貌でコミカルな役柄を多く演じ、特に『男はつらいよ』の源公役は当たり役となった。劇中では寅次郎を「兄貴」と慕うが、その寅次郎のせいで散々な目に遭わされるなど、2人のやりとりはこのシリーズの代名詞となり、撮影前に交通事故に遭って参加できなかった第8作を除く全作品に出演した。特異な愛されキャラで多くの共演者から慕われた佐藤蛾次郎の墓は、東京都新宿区の経王寺にある。墓には「佐藤家之墓」とあり、右側面に墓誌が刻む。戒名は「慈愛院和演日忠居士」。

by oku-taka | 2026-02-11 23:31 | 俳優・女優 | Comments(0)