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郷里大輔(1952~2010)

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郷里 大輔(ごうり だいすけ)

声優
1952年(昭和27年)〜2010年(平成22年)

1952年(昭和27年)、東京都江東区に生まれる。本名は、長堀 芳夫(ながほり よしお)。東京都立化学工業高等学校を卒業後、レストランのニュートーキョーで皿洗いのアルバイトをしながら「これからどうしようか」と考えていたところ、偶然夕刊に黒沢良が設立した声優学校の記事が載っており、それを読んだ時「僕は勉強が得意じゃなかったけど、本を朗読することはいつも褒められたな。なら、声優という世界は自分に合っているかもしれない」と気が付いたのが声優を始めたきっかけだという。記事に掲載されていた声優学校の試験を1年間待っていたが、結局その学校は翌年募集がなかったため、テレビタレントセンター東京校に入所。永井一郎に演技のイロハを教わる。卒業後しばらくは当時同期だった井上和彦と一緒にアルバイトを掛け持ちしながら活動し、二人で原稿を作って台詞やナレーションの勉強をしたり、ラジオドラマを作ってラジオ局へ送ったりしていた。また、カセットテープにラジオやテレビのセリフを録音して台本を作って練習したりなど、演技の研究をしていた。1973年(昭和48年)、『キューティーハニー』でのナレーションでアニメデビュー。1979年(昭和54年)、『機動戦士ガンダム』にてドズル・ザビを担当。以降は太く迫力ある声を活かし、『キン肉マン』のロビンマスクやアシュラマン、『ドラゴンボールZ』の牛魔王やミスター・サタン、『魁!!男塾」の江田島平八など、悪役や豪放・豪傑な人物、大柄で筋肉質なキャラクターを演じることが多くなった。また、青二プロダクションに移籍後は初めてナレーションを務め、『ビートたけしのTVタックル』や『謎を解け!まさかのミステリー』などでナレーションを担当した。2008年(平成20年)には、俳優として山田洋次監督作品『母べえ』に出演した。2010年(平成22年)1月17日午後3時頃、東京都中野区本町の路上で、腕や手首などから血を流し倒れているところを通行人に発見され、死亡が確認された。現場付近には、家族宛てに「ごめんね」「ありがとう」などと書かれた走り書きのメモやカッターナイフがあったことから、自殺による失血死とみられている。死の数年前から糖尿病を患い、網膜剥離を併発して視力が極端に低下したことで悩んでいたといい、仕事の度に「台本が読めない。思うように仕事ができない」と愚痴をこぼしていたという。 享年57。


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野太い低音で豪傑な人物や大柄なキャラクターの声を多く担当した郷里大輔。『キン肉マン』のロビンマスク、『ドラゴンボールZ』のミスター・サタンといった強烈な当たり役を持つ一方、『クレヨンしんちゃん』の双葉商事の部長や『小公女セーラ』のジェームスなど、特徴的な人物も巧みに演じた。また、『ビートたけしのTVタックル』でナレーションを務め、印象的な低音ボイスはお茶の間にも長年にわたって親しまれていた。それだけに、人知れず病と闘い、絶望の末に自ら命を絶ってしまうという最期はあまりに衝撃的だった。その声とは裏腹に温厚で非常に優しい性格だったという郷里大輔の墓は、東京都東村山市の小平霊園にある。特徴的な墓には「長堀家之墓」とあり、背面に墓誌、屍櫃部に直筆のサイン・紫陽花の絵・短歌と思しきものが刻む。

by oku-taka | 2025-02-09 22:11 | アニメーション関係 | Comments(0)