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立川左談次(1950~2018)

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立川 左談次(たてかわ さだんじ)

落語家
1950年(昭和25年)〜2018年(平成30年)

1950年(昭和25年)、東京都調布市に生まれる。本名は、山岡 通之(やまおか みちゆき)。小学6年生のときに初めて行った寄席末廣で、七代目立川談志の「源平盛衰記」 を観て感動し、落語家を志す。1968年(昭和43年)4月、七代目立川談志に入門し、前座名「談奈」を名乗る。同年、談志出演の映画『昭和元禄ハレンチ節』にワンシーンながら出演。1973年(昭和48年)9月、二ツ目に昇進し「立川左談次」へと改名。1982年(昭和57年)12月、初代古今亭志ん五、六代目古今亭志ん橋、春風亭一朝、柳家せん八、三代目三遊亭小金馬、四代目吉原朝馬、七代目三遊亭圓好、六代目立川ぜん馬、立川談生と共に真打昇進。1983年(昭和58年)、談志の落語協会脱会及び落語立川流の創設に伴い、落語立川流所属となる。2016年(平成28年)8月、自身のTwitterで食道癌であることを公表し、以降は高座に上がりながら治療を続けていた。2017年(平成29年)9月8日~12日「立川左談次 落語家生活五十周年記念興行」が渋谷らくご(東京・ユーロスペース)で行われる。2018年(平成30年)3月19日21時20分、食道癌のため東京都内の病院で死去。享年67。


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軽妙洒脱で飄々とした高座で知られた立川左談次。江戸落語の正統派として活躍する一方、酔うと居酒屋の看板を蹴り倒したり、兄弟子を川に突き落としたりと、師匠譲りの破天荒さを持ち合わせた落語家でもあった。また、大変な読書家でもあり、それを活かして本を高座に持ち込み、朗読しながらその内容に突っ込みを入れるという「読書日記」なるネタを得意としていた。現立川一門の中でも、落語協会で修業を積んだ数少ない落語家であった立川左談次の墓は、東京都台東区の浄明院にある。墓には「菅野家」とあり、下部に墓誌が刻む。

by oku-taka | 2023-04-16 15:22 | 演芸人 | Comments(0)