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はせさん治(1936~2002)

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はせ さん治(はせ さんじ)

声優
1936年(昭和11年)〜2002年(平成14年)

1936年(昭和11年)、東京府東京市淀橋区(現在の東京都新宿区)に生まれる。本名は、長谷 弘夫(はせ ひろお)。終戦後、児童劇団に入団。中学時代は貧乏であり、卒業式を待たずに丁稚奉公に出され、東京都千代田区神田の紙間屋に働いていた。16歳の時、クラシックバレエを習う。東京都立工芸高等学校印刷科を卒業後、吉本ラジオセンターの所属を経て、東宝芸能学校を卒業。三代目江戸家猫八に師事した。1959年(昭和34年)NHKの『もの知り博士』で初レギュラー。その後、アニメ『一休さん』の秀念、『魔女っ子メグちゃん』のチョーサン、人形劇『プリンプリン物語』のオサゲ、『キン肉マン』のアデランスの中野サン役など、人気アニメの声優として活躍。1973年(昭和48年)からは、フジテレビの『ひらけ!ポンキッキ』のお兄さんを15年間務めた。俳優としては、舞台『幕末太陽伝』『フィガロが結婚』、長山洋子、三田佳子、舟木一夫舞台公演に参加。テレビ界においても、『花嫁は16歳』の父役、『ねらわれた学園』の担任の先生役を演じた。1996年(平成8年)、声優として活躍していた長男の長谷有洋が急逝。その後、自身も肺癌を患うという苦難に見舞われるも、闘病を続けながらテレビ・舞台などで活躍を見せた。2002年(平成14年)3月8日20時45分、肺癌のため東京都豊島区の病院で死去。享年66。


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名字の長谷と「馳せ参じる」から芸名を名付けたはせさん治。アニメキャラのイメージを大切にし、テレビ出演を断る声優が多い中、はせさん治は進んでテレビに出演し、中でも『ひらけ!ポンキッキ』では、お兄さん役を15年も務めた。晩年は、息子の死に自らの闘病生活と次々に不幸に見舞われ、大変不憫であった。はせさん治の墓は、東京都練馬区のねりま浄苑にある。墓には「長谷家之墓」とあり、右側面に墓誌が刻む。

by oku-taka | 2022-12-11 13:18 | 俳優・女優 | Comments(0)