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田坂都(1952~没年不詳)

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田坂 都(たさか みやこ)

女優
1952年(昭和27年)~没年不詳

1952年(昭和27年)、山口県萩市に生まれる。日本橋女学館中学校在学中の1965年(昭和40年)、劇団日本児童に入団。1966年(昭和41年)、映画『三匹の牝猫』でデビュー。主演の野川由美子の少女時代に抜擢された。以降はテレビドラマを中心に活動し、日本テレビ放送系列で放映された数々の学園ドラマにレギュラー出演。現代的で愛らしい顔立ちとスマートなスタイルで活躍した。刑事ドラマや時代劇へのメインゲストとしての出演も多かった。1971年(昭和46年)3月、日本橋女学館高等学校を卒業。1980年代以降は2時間ドラマなどに単発出演。バラエティー番組『とんねるずのみなさんのおかげです』にも出演していたが、1990年代末に女優業を引退。最後のドラマ出演は、1993年(平成5年)7月10日放送の土曜ワイド劇場『みちのく湯けむり殺人渓谷』であった。2012年(平成24年)1月、映像の二次使用のための著作権処理をする一般社団法人映像コンテンツ権利処理機構が不明者リストに田坂を記載し、本人・親族等を探し始めた。2013年(平成25年)6月16日、女優の坂本三佳が自らの公式ブログで、同月11日にある女優との会食中にて田坂の話題が出た後、同日に訃報を所属事務所の青柳肇社長とともに知り、同月15日には田坂の墓参を行なった旨の記述を含むエントリを行なった。坂本によれば、社長の青柳は2011年(平成23年)頃から田坂と連絡がつかなくなったという。


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クリクリとした大きな瞳が特徴的だった田坂都。明るく溌溂なイメージで学園ドラマに多数出演し、1970年代の演劇界において印象的な演技を残した。しかし、1980年代以降は連続ドラマから2時間ドラマの方へとシフトチェンジし、そして徐々に徐々に芸能界からフェードアウトしていった。そのためか、彼女の存在は忘れ去られてしまい、誰にも知られることなく若くして旅立ってしまった。かつての所属事務所の後輩によって夭折が明らかになった田坂都の墓は、神奈川県小田原市の妙泉寺にある。同寺の方に伺ったところ、やはり田坂都は既に鬼籍入りしており、同地に埋葬されているとのことであった。また、墓は個人で建立したものではなく、合同墓に埋葬されているとのことである。芸能界からの引退、人知れずの死、埋葬のされ方と、田坂都には何とも言えない一抹の寂しさを感じてしまった。
by oku-taka | 2021-10-17 14:08 | 俳優・女優 | Comments(0)